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梅小路公園 チンチン電車(京都市下京区)

梅小路公園 チンチン電車1895年に日本で初めての路面電車が走った京都。その初期の「チンチン電車」動態保存されているのが梅小路公園。N27号車1両が、250mの専用軌道を往復する。

車両は堀川線(京都駅前〜北野)を走っていたものだが、製造年月は不明。1918年の京都電気鉄道買収時にはすでに在籍していたことから、明治30年代から40年代の製造と推定される。1961年の堀川線廃止後、京都市交通局に保管されていたが、1994年の「全国都市緑化きょうとフェア」の目玉として復元修繕され、動態保存された。外装は茶とクリームの2色に塗り直されたほか、吹きさらしのオープンデッキも復元。床や壁面などの板材も新しくされ、つり革も元の籐製に戻された。運転士や車掌も当時の制服姿で出迎えるが、彼らも市電を操った市交通局OBたちである。

梅小路公園はJR貨物梅小路駅の跡地に、平安遷都1200年を記念して作られた京都市営の総合公園である。全国都市緑化きょうとフェアの後、1995年4月29日に開園した。JR西日本が運営する梅小路蒸気機関車館と隣接する。

(写真は梅小路公園ホームページより)

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基本データ

種別 保存鉄道
開業 1994年
区間 梅小路駅〜折り返し点 
距離 250m(往復500km)
駅数 1駅
所要 往復10分
軌間 1067mm
車両 狭軌Ⅰ型27号車(製造年不明、明治後期、梅鉢鉄工所製)
料金 300円(小学生以上)
運転 10時〜16時(15分間隔)土休日のみ。 (12月28日〜1月4日は休)
交通 京都駅中央口より塩小路通を西へ徒歩15分