1986年に開かれた「さっぽろ花と緑の博覧会」で開業した遊覧鉄道。レールは国鉄で不要となった物を再利用した。そのため1067mmの軌間を持つ狭軌規格で建設されており、踏切なども備える本格的な鉄道施設である。遊覧鉄道としては距離も長く、スピードが遅いこともあってゆっくり楽しめる。
車両は2003年に更新されたもので、燃料は天ぷら油などで作るバイオジーゼル燃料が使われている。環境にやさしい近未来鉄道といえるが、いっぽうで、国鉄時代のレールの形や木製の枕木は現在あまり使われていないため、保存鉄道の趣もある。
種別 遊覧鉄道
開業 1986年
区間 百合の広場駅〜百合の広場駅(周回)
距離 1200m
駅数 1駅
所要 12分
軌間 1067mm
車両 ディーゼル機関車(2003年札幌交通機械製)、客車5両(同)
料金 360円
運転 10時〜16時(平日30分間隔、休日20分間隔。冬季休業)
交通 札幌市営地下鉄東豊線「栄町」駅下車バスで約5分、地下鉄南北線「麻生」駅下車バスで約15分、中央バス「公園前」停留所下車徒歩で約1分、JR学園都市線「百合が原」駅下車徒歩で約5分