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小樽市総合博物館 アイアンホース号(北海道小樽市)

北海道鉄道発祥の地、旧手宮駅構内の博物館での動態保存。JRが運営していた北海道鉄道記念館を引き継いだ小樽交通記念館が、その開館にあたりアメリカの保存鉄道からSLを輸入した。それが1909年製蒸気機関車アイアンホース号。その後、小樽交通記念館は小樽市総合博物館に衣替えし、今はこのSLが、小樽市総合博物館屋外フィールドの「中央ホーム」と「手宮ホーム」の間を往復している。

ゲージは日本では珍しい914mmで、全体も小ぶりである。客車の編成は日により異なるが、密閉形客車1両に開放形客車2両が標準的。料金は遊覧鉄道には珍しく、入館料のみで乗車できる。中央駅から乗車すると、3分ほどで終点手宮駅に到着。列車が到着すると乗客はいったん下車して機関車の方向転換などを見学する。手宮駅の転車台は小樽築港機関区にあったものだという。手宮を出発し、中央駅に戻ると乗車は終了。機関車はまた切り離されて旧手宮機関庫の転車台へ向かう。

(写真は小樽市総合博物館ホームページより)

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基本データ

種別 保存鉄道
開業 1996年
区間 中央駅〜手宮駅
距離 400m
駅数 2駅
所要 往復20分
軌間 914mm
車両 蒸気機関車アイアンホース号(1909年米ポーター製)、客車木製風1両、開放型4両、貨車
料金 無料(別途入場料400円が必要)
運転 11時分〜16時ごろ。1〜2時間ごと。(火曜定休。冬季運休)。
交通 JR函館本線「小樽」駅下車。「手宮」行バスで10分、「手宮」下車徒歩1分。