テーマパーク「むさしの村」内を走る遊覧鉄道。1969年の開園時から敷かれていた歴史ある遊覧鉄道で、かつては本物の蒸気機関車が走っていた。それが老朽化で2004年に外観だけが蒸気機関車のバッテリーカーに代替され、さらに2010年にその新型が登場した。つまり現在走っているのは機関車としては3代目、バッテリーカーとしては2代目である。
2010年には、車両だけでなく駅舎なども含めての大規模改修が行われ、西部開拓時代のアメリカンな雰囲気にリメイクされた。機関車は遊戯メーカーの泉陽興業製になり、本格派な雰囲気は失われてしまったが、たんなる遊園地のアトラクションというほどにはなっていない。
線路は遊園地の外周をぐるっと回るよう敷設されている。乗降はゲート近くにある「ふるさとの駅」のみ。全線単線で反時計回りで運行される。途中に踏切が3カ所あり、林のなかをゆっくりと走り抜ける雰囲気は風情がある。
(写真はむさしの村ホームページより)
種別 遊覧鉄道
開業 1969年
区間 ふるさとの駅〜ふるさとの駅(周回)
距離 800m
駅数 1駅
所要 8分
軌間 610mm
車両 バッテリー機関車(2010年泉陽興業製)、客車3両(同)
料金 300円(別途入場料大人1100円小人600円が必要)
運転 9時30分〜16時30分
交通 東武鉄道伊勢崎線加須駅から送迎バス10分(平日はタクシーのみ)