1987年に廃止された国鉄幌内線の廃線跡を使用した施設。廃線跡地を利用したクロフォード公園から廃線レールを伝って2.5kmに渡って保存鉄道が整備された。旧温根湯森林鉄道で使われていた客車に乗車することができる。牽引するのは、シェルパ1号という自作の機関車(幌内号という別の機関車の場合もある模様)。終点の幌内機関庫で下車して三笠鉄道記念館まで徒歩で抜けることができる。
トロッコ王国美深と同様に、エンジン付きトロッコを体験運転して乗車することもできる。体験トロッコの場合は、途中で折り返してクロフォード公園に戻る。体験トロッコを運転する際は、動力車を使用するため普通運転免許が必要。免許がない場合は、スタッフなどの運転する車両に同乗することになる。車両は10台程度あり、集まった人数によって台数が変わり、集団で移動する。終点には転車装置があり、そこで方向転換をして元に戻る。追い越しなどはできないので、列をなして整然と進むことになる。
繁忙期には待ち時間が長くなることもあるので注意。
(写真は三笠トロッコ鉄道ホームページより)
種別 保存鉄道
開業 2010年
区間 トロッコターミナル駅〜幌内機関庫駅
距離 2500m(往復5000m)
駅数 2駅
所要 往復40分
軌間 1067mm
車両 ディーゼル機関車シェルパ1号(2009年自製、エンジンはトラックのものを流用)、軌道モーターカー幌内号(1973年富士重工宇都宮製作所製)、客車林鉄温根湯号(1959年協三製作所製)、ディーゼルエンジン付きトロッコラピタ1号〜10号他
料金 大人1000円小人500円(シェルパ1号の場合)。トロッコ運転1200円他設定あり。トロッコ&森林鉄道客車券1800円、1日フリーパス券3300円。
運転 9時〜16時(ゴールデンウィークと夏休み期間は〜17時、月曜休)。シェルパ1号は11時〜15時に1時間間隔で運転。
交通 JR函館本線「岩見沢駅」下車、近くの「岩見沢バスターミナル」より「幾春別」行バス25分「三笠市民会館」下車。さらに市営バスに乗り換え「クロフォード公園」下車すぐ