北海道遠軽町の自然公園内にある保存鉄道。丸瀬布町(当時)にあった武利森林鉄道で使われていた雨宮21号蒸気機関車を動態保存している。この機関車は、国内で唯一残る国産の森林鉄道用蒸気機関車とされる。現在の線路は1984年の公園オープン時に敷かれたものだが、もともとは武利森林鉄道で使用されていたものを再利用している。
運行距離は1.8kmで、鉄道事業者以外の動態保存鉄道としては全国最長規模。軌道は公園内に敷かれているが、途中に鉄橋があったり森の中を抜けたりしてバリエーションに富む。鉄橋と上り坂のところで汽笛をならす演出があり。運行時には保存車両の客車のほか、丸太を積んだ貨車を連結することもあるが、これも演出。雨宮21号は2004年に北海道遺産。
種別 保存鉄道
開業 1984年 区間 乗降場〜乗降場(8の字周回)
距離 1800m
駅数 1駅
所要 12分
軌間 762mm
車両 蒸気機関車雨宮21号(1928年雨宮製作所製)、ディーゼル機関車(1959年運輸工業製)、客車B型14(1956年岩崎レール工業製)、ホハ13(1925年日本車輌製)ホハ19、貨車。
料金 大人500円小人250円
運転 9時〜17時(4月下旬〜10月の土休日および夏休み期間のみ)、30分〜1時間間隔。
交通 JR石北本線丸瀬布駅から町営バス15分、いこいの森下車すぐ。バスは1日3便。