尾小屋鉄道は地元の人気が高かったようで、ぽっぽ汽車展示館の他にもいしかわ子ども交流センター小松館(旧石川県立小松児童会館)で動態保存されている。ポッポ汽車展示館よりも、こちらのほうが距離も長く本格的。保存の歴史は古く、1984年8月1日がスタートで、以来四半世紀にわたり、「児童会館前」から「なかよしの森」の間を保存車両が往復し続けている。
距離は473mと保存鉄道としては標準的。公園外周の半分弱を取り巻くように敷設さえれている。公営施設の保存鉄道だけあって、保存状態はかなり良好。通常はキハ1号の気動車単行で運行されており、年2回の特別運行日(通常5月5日と8月第4日曜)には保存車輌全てを連結し特別編成として運転される。
キハ1号はいわゆる軽便気動車で、日本国内でも希少な存在である。
(写真はいしかわ子ども交流センター小松館ホームページより)
種別 保存鉄道
開業 1984年
区間 施設内運転線
距離 473m
駅数 2駅(児童会館前駅〜なかよしの森)
所要 往復10分
軌間 762mm
車両 ディーゼルカーキハ1(1937年日本車輌製)、ディーゼル機関車DC12(1952年協三工業製)、客車客車ホハフ3(1921年梅鉢鉄工所製)、ホハフ8(1924年日本車輌製)
料金 無料
運転 4月〜11月頃の水土日祝運行。11:30と15:30の1日2回。(水曜日は11:30のみ)。夏休みはほぼ毎日。
交通 JR北陸本線粟津駅下車、徒歩7分