トップ >東北 >まむろ川温泉梅里苑

まむろ川温泉梅里苑 森林トロッコ列車D40(山形県真室川町)

まむろ川温泉梅里苑 森林トロッコ列車D401962年に廃線になった真室川森林鉄道の保存車両。同森林鉄道は、奥羽本線釜淵駅から伸びていた全長28kmの路線である。廃線後、機関車が1台だけ残されて秋田営林署の森林博物館で保存されてきたが、1982年に真室川町で歴史民族資料館が開館する際に、整備して資料館の敷地内で動態保存することになった。 以後、資料館前の短いレールでたまに運転されてきたが、やがてまむろ川温泉「梅里苑」オープンするとそちらに移設され、2003年には新たに1000mの軌道が敷設された。以後、その軌道を夏季の週末に定期運転されている。

乗り場はウッドデッキ風の駅の1か所のみ。乗車券は運転士から購入する。客車は長野県の上松運輸営林署から譲り受けたモノコック台車の上に再現製作されたもので、近くの旧合川営林所で使用されていた車両がモデル。客車の後部には、丸太を積み込む貨車が連結されているが、これは雰囲気だけである。線路は森の中に敷かれていて、森林鉄道の雰囲気はある。スピードは5km/hくらいで、ゆっくりと敷地内を回る。2008年経済産業省認定近代化遺産登録。

(写真はまむろ川温泉梅里苑ホームページより)

広告

基本データ

種別 保存鉄道
開業 2003年
区間 まむろ川温泉梅里苑体験の森敷地内(周回)
距離 1000m
駅数 1駅
所要 10分
軌間 762mm
車両 気動車D40(1943年、加藤製作所製)、客車1両(北陸重機工業製)
料金 100円
運転 5月1日から10月31日までの土休日。11時、13時、15時の3回のみ。
交通 JR奥羽本線真室川駅下車。徒歩40分(3km)。バスの場合は、JR真室川駅から町営循環バス「平岡」行16分、バス停梅里苑入口下車すぐ。ただし、バスは土日運休なので役に立たない。