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北海道開拓の村 馬車鉄道(札幌市厚別区)

北海道開拓の村は明治・大正期の道内の歴史的建造物を移築・保存している野外博物館。広大な敷地に、市街地群、農村群、山村群、漁村群と4つのエリアがあり、移築・復元された開拓期の建物が並んでいる。その村内の移動・遊覧用に設置されたのが、この馬車鉄道。札幌市電の前身である「札幌石材馬車鉄道」の車両を復元したもので、軌間762mmの一頭立ての馬車鉄道だ。村の入口でもある旧札幌停車場の駅舎を抜けるとメインストリートの馬鉄通りがあり、その起点の横にある旧浦河支庁舎前と農村部ゾーンの入口である旧ソーケシュオマベツ駅逓所前までを走行する。

線路・客車とも開拓の村開業時に新造されたもので、保存鉄道ではない。客車は18人乗りで、デッキ部に手ブレーキハンドルを備えるだけのシンプルな構造。車端部には馬との連結装置が設けられている。入口広場前の旧浦河支庁舎を出た列車は、歴史的建造物が建ち並ぶ市街地のメインストリートを進んでいく。路線はメインストリート部のみ複線で行き違いが可能になっているが、実際には行き違いは行われない。北海道らしい並木道の中央にバラストの敷かれた軌道がまっすぐに伸び、かつての札幌市街地もかくあったかと思わせる雰囲気である。冬季は運休するが、雪が積もると馬そりが代わりに運転される。

国内で現存する馬車鉄道は、ここと岩手県・小岩井農場のみである。

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基本データ

種別 復元鉄道
開業 1983年
区間 旧浦河支庁庁舎前〜旧ソーケシュオマベツ駅逓所前 
距離 516m
駅数 2駅
所要 10分
軌間 762mm
車両 客車(1981年日本車輛製)
料金 大人270円、小人130円(別途入場料が必要。一般830円、大学・高校生610円)
運転 9時〜16時。30〜40分間隔。時期により異なる。
交通 JR千歳線「新札幌」駅、札幌市営地下鉄東西線「新さっぽろ」駅近くの「新札幌駅バスターミナル」北レーン10番のりばより、JR北海道バス「開拓の村」行に乗り換え約15分、終点下車